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配偶者居住権と
二次相続シミュレーション

令和2年4月1日以降の相続から配偶者居住権が設定できるようになりました。

配偶者居住権は配偶者が自宅に住み続ける権利を保証するものですが、配偶者居住権を設定すると、相続税対策になるケースがございますので、具体的な計算事例を用いて、ご紹介いたします。

配偶者居住権と
二次相続シミュレーション

事例

・家族構成

被相続人、配偶者(妻・80歳)、長男、長女

・同居親族

被相続人と配偶者と長男は同居、長女は別居

・相続財産

ご自宅の土地4,800万円(300㎡)※

建物200万円(木造、築45年)

預貯金等7,000万円

・配偶者の財産:1,000万円

※ご自宅は配偶者か長男が取得し、小規模宅地等の特例を適用するものとします。

配偶者居住権設定なし

配偶者居住権を設定しない場合、小規模宅地等の特例適用後の相続財産は8,160万円ですので、相続税は370万円です。

配偶者は16,000万円か法定相続分(この場合は1/2)のどちらか多い金額までは、相続財産を取得しても、配偶者の税額軽減により、相続税はかかりません。

もし、配偶者が全ての財産を取得すれば、今回の相続税を0円にすることも可能です。

しかし、このままの状態で配偶者がお亡くなりになると、そのときの相続税は644万円になってしまいます。

配偶者の財産が1,000万円であれば、最初の相続のときに子が全て取得すれば、相続税は370万円で済みますので、274万円余分に税金を支払っている状態になります。

このように二次相続(配偶者がお亡くなりになったとき)の相続税を予測して、遺産分割の検討をするのが二次相続シミュレーションです。

例えば、今回の事例で二次相続シミュレーションをすると、次の通りになります。

(実際には、贈与や生活費の増減などを考慮して、シミュレーションをします。)

配偶者居住権を設定しない
二次相続シミュレーション

配偶者が

取得する財産

一次相続の

相続税

二次相続の

相続税

相続税の

合計

全て 0 644万円 644万円
75 92.4万円 338万円 430.4万円
50 185万円 88万円 273万円
30 259万円 0 259万円
0 370万円 0 370万円

このシミュレーションでは、今回の相続で配偶者が30%近く取得すると、2回の相続で支払う税金(相続税)が節約できる可能性が高いことが分かります。

配偶者居住権を設定

配偶者居住権の設定は、相続で揉めている人のための制度と考えられることが多いですが、配偶者居住権は設定時には評価額があり、死亡による消滅時(配偶者がお亡くなりになったとき)に評価額がないため、設定すると相続税対策として有効なケースがございます。

言い換えますと、一次相続で配偶者居住権は配偶者が取得するため、その分、配偶者の税額軽減の適用により、相続税が安くなり、二次相続(配偶者がお亡くなりになったとき)では配偶者居住権の評価額はないため、配偶者の相続財産が減り、相続税が安くなります。

上記の事例で配偶者居住権(終身)を設定すると、ご自宅の土地・建物の評価額は次の通りになります。

配偶者居住権を
設定した場合の評価額
内容 取得者 評価額

敷地利用権

(土地)

配偶者 1,435.2万円

居住建物の敷地の用に

供される土地

長男 3,364.8万円

配偶者居住権

(建物)

配偶者 200万円

居住建物

(建物)

長男 0

上記の事例では、配偶者がお亡くなりになった時に配偶者居住権は消滅しますので、二次相続では、敷地利用権(土地)と配偶者居住権(建物)の評価額の合計額である1,635.2万円(小規模宅地等の特例適用後の評価額は487.04万円)が相続財産にカウントされません。

配偶者居住権を設定した場合の二次相続シミュレーションは、次の通りになります。

配偶者居住権を設定した
二次相続シミュレーション

配偶者が

取得する財産

一次相続の

相続税

二次相続の

相続税

相続税の

合計

全て 0 570.9万円 570.9万円
75 92.4万円 264.9万円 357.3万円
50 185万円 39.2万円 224.2万円
40 222万円 0 222万円
30 259万円 0 259万円

配偶者居住権を設定すると、今回の相続で配偶者が40%~50%取得すると、2回の相続で支払う税金(相続税)が節約できる可能性が高いことが分かります。

配偶者居住権を設定しない場合と比較すると、この事例では、2回の相続で40万円弱相続税を安くできる計算になります。

配偶者居住権も含めた
二次相続シミュレーションなら

上記のシミュレーションは、イメージしやすいように、わかりやすい事例で作成しております。

配偶者居住権を設定すると、相続税が安くなるからと言って、安易に配偶者居住権を設定してしまうと、後で思ってもみない税金がかかることがございますので、ご注意ください。

二次相続シミュレーションも実際にはご家族様の状況により調整する項目があり、難易度が高いものですので、二次相続シミュレーションをしたうえで遺産分割をご希望の場合は、相続税に関する知識が豊富な税理士に相続税の申告をご依頼されることをお勧めいたします。

弊所では、配偶者居住権も考慮した二次相続シミュレーションも標準サービスで提供しておりますので、愛知県・三重県・岐阜県にお住いの方はぜひともご利用をご検討ください。

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