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10年以内に被相続人が
相続税を支払っているとき

相続税は不公平が生じないよう、一定の親族(代襲していない孫や兄弟など)に該当するときは2割加算の制度がございます。

また、配偶者の税額軽減や未成年者控除・障害者控除など、その人の状況によって税額を少なくする制度もございます。

今回、お亡くなりになった人がご兄弟様からの相続で相続税を支払い、数年後(10年以内)にお亡くなりになった時は、立て続けに相続税の支払いが発生しますので、相続税を少なくする制度(相次相続控除)がございます。

どのようなときに相次相続控除が使えるのか、相続税専門の税理士が解説いたします。

10年以内に被相続人が
相続税を支払っているとき

相次相続控除とは

相次相続控除(そうじそうぞくこうじょ)とは、今回、お亡くなりになった人が、お亡くなりになった日から10年以内に、どなたかからの相続により相続税を支払っていた場合、相続税の負担が二重になり、ご負担が重くなりますので、一定額を軽減する制度です。

例えば、具体的には次のような状況です。

・今回、お亡くなりになった人:お父様

・お父様がお亡くなりになった日:202131

・お父様のお兄様がお亡くなりになった日:2016520

・状況:お父様はお兄様がお亡くなりになった相続人であり、財産を5,000万円取得した。相続税は192万円を支払った。

上記の状況ですと、お父様のお兄様の相続の時に相続税の支払いが発生し、今回、お父様がお亡くなりになったことで、再度、相続税の支払いが発生します。

前の相続(お父様のお兄様がお亡くなりになった時)から10年以内に、お父様がお亡くなりになっていますので、今回のお父様の相続税の支払いの際には、ご相続人様(放棄した人や相続権を失った人を除く)が財産を取得する場合は、相次相続控除を使うことができます。

もし、今回、お父様がお亡くなりになってから10年以内にお母様がお亡くなりになっても、お父様の相続の時に、配偶者の税額軽減の適用でお母様に相続税の支払いが発生していないときは、この制度は使えませんので、ご注意ください。

また、今回の相続で、ご相続人様以外の方が財産を取得する場合(例えば遺言により、ご相続人様でないお孫様や甥御様姪御様が取得する場合)は、その方はこの制度の対象外になります。

相次相続控除で
相続税を軽減できる金額の計算

相次相続控除で相続税を軽減できる金額は、前の相続から年数が経つにつれ、少なくなります。 

相次相続控除の計算式は次の通りですが、気になる方は国税庁のホームページや相続税申告書第7表の相次相続控除額の計算書などもご参照ください。

相次相続控除の計算式

A×(C÷(BA))(割合が1を超える時は1)×D÷C×(10E)÷10

=そのご相続人様の相次相続控除額

A:今回お亡くなりになった人が前の相続で支払った相続税額

B:今回お亡くなりになった人が前の相続で取得した財産額(取得財産の価額+相続時精算課税適用財産の価額-債務及び葬式費用の金額)

C:今回の相続の財産額(相続、遺贈や相続時精算課税に係る贈与によって財産を取得したすべての人の純資産価額の合計額)

D:今回の相続人が個別に取得した財産額(純資産価額)

E:前の相続から今回の相続までの年数(1年未満端数切捨)

 

例えば、次の事例では、相次相続控除額は443,105円です。

・今回、お亡くなりになった人:お父様

・お父様がお亡くなりになった日:202131

・お父様からの相続財産(全体):1億円

・あなたがお父様から相続した財産:8,000万円

・あなたの今回のお父様に関する相続税:616万円

・お父様のお兄様がお亡くなりになった日:2016520

・前の相続からの経過年数:4年(1年未満端数切捨)

・お父様のお兄様から取得した財産:5,000万円

・お父様のお兄様の相続の時の相続税:192万円

※相続財産の金額は全て純資産価額(債務控除後の金額)です。

相次相続控除額の計算

(今回、軽減できる相続税)

192万円×(1億円÷(5,000万円-192万円))×8,000万円÷1億円×(10年-4年)÷10年=443,105